特別企画「ともに」第24回放送
2013年3月17日(日) 13:56~14:51放送
- あすと仮設でヘルスケア活動[仙台市]
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仙台のセラピストグループ「杜の都・チームドルフィンドリーム」。仮設住宅を回り、フットケアとハンドケアのボランティア活動を行っています。活動のきっかけは、震災から1カ月後、避難所を訪ね、被災した人たちにハンドケアをしたことからでした。「ニーズがあるのなら、寄り添っていこう」と決めたそうです。被災地が癒しでいっぱいになるその日まで、彼女たちの活動は続きます。
- 震災から2年 被災宅地 折立の今[仙台市]
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仙台市青葉区折立地区。51世帯が暮らしていた5丁目地区は、震災で大規模な地滑りが起こり、宅地や建物に被害が出ました。建物被害の大きかった35帯が住宅を取り壊しました。復旧が進まないまま、震災から2年が経ちました。ようやく、今月から宅地の復旧工事が始まります。工事期間は、1年間。国や市の支援事業で、費用の9割が補助されますが、残りの1割は自己負担。建物は自力で再建しなければなりません。 住民の多くは、60代から80代。少しずつ前に進みながらも、将来に不安を抱える毎日を送っています。
- 震災から2年 歌津の3.11[南三陸町]
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日が昇るといつもの朝の風景。JR気仙沼線のBRTに乗り込む高校生。小学校に登校してくる子どもたち。カキ養殖を営む漁師は、春にカキの稚貝をはさむための準備を続けていました。しかし、町には工事の音が響いていません。この日ばかりは作業を休みにしたのか、重機は、一日止まったままです。午後になると、献花台が置かれた仮設商店街に多くの人が集まってきました。そして、犠牲者に祈りを捧げる読経が響き渡っていました。特別な日であり、日常の一日でもある歌津の3月11日でした。
- 気仙沼のNPO 子育てママを支援[気仙沼市]
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震災直後から、ベビー用品を届け、赤ちゃんとそのお母さんを支援してきた気仙沼のNPO法人「ピースジャム」。今、力を入れているのは雇用支援。赤ちゃんと一緒でも、働ける環境づくりに取り組んでいます。お母さんたちが作ったジャムや布製品をインターネットなどで販売し、材料費を除いた売り上げの一部がお母さんたちの収入となります。ピースジャムでは、託児スペースを併設した工場を建設する予定だそうです。